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20140910

昨日一昨日と月が綺麗でした。

心のきれいな人ってどんな人?(意味なし)

今年はやたらにお風呂場にダンゴムシがいてたくさん殺している、からその天罰があたったのかも。
 



今日もねずみが森をほっつき歩いていると、頭上の木の枝から鳥たちの声が聞こえてきました。

ねずみはいたずらっぽい性格がありましたので、頭をぐっと仰け反らせ枝の鳥たちに話しかけました。

「ねえ。鳥さんたち楽しそうに話しているね。ひとつ、ここまでおりて来て、僕もおしゃべりにまぜてくれない?」


木の枝に停まっていた2羽は応えました。

「いやよ。」

「あなたはかわいい姿をしているけれど、私たちを襲うことも出来るでしょう。」

「そうよ。それに、私たちがそこへおりていっておしゃべりしないことなんて知ってるでしょうに。」

「いやなこね。いたずらっ気もほどほどに。」

枝から枝へと渡り、ちょっとお説教するように言いました。


けれどねずみはおしゃべりしたくて言いました。

「でも僕には羽根が無いし、体だって小さいし、

 牙だってひ弱だよ。その強い羽ばたきにきっとしがみついていられないよ。」

鳥たちは、ぴぴぴ、と笑いました。

「そうね。でもわたしたちは鳥だもの。ねずみと遊ぶことはできないよ。」

「それに私たち、そろそろねぐらにかえるころよ。」


ねずみの顔が寂しさに曇りました。


「わかった、わかった。じゃあ飛び立つ前に1つだけお願いをきいてよ。

 その枝になっている実を少し落として。

 そのかわりに、僕は鳥さんたちのために、土を掘り返して虫や幼虫をとりやすくして上げる。」

鳥たちは少しの間顔を見合わせました。

「そんなことならかんたんだ。」

「さあさあ。おとりなさい。」

バサバサバサ。ビビビビビ。


実はいくつもこぼれました。

その間、ねずみは前足と後ろ足を機敏に動かし、土をしこたま掘り返しました。頭上からは赤くて匂いのいい実が落ちてきます。

「やあ。鳥さんありがとう。これで契約成立だね!ではありがたくもらっていくよ。さようなら!」

ねずみは、実を両手に抱えてずんずん森の中へと歩いていきました。

鳥たちは、ねずみが遠く離れるまで待って(まだかまだかと心は逸りましたが)、バタバタピピと枝からおり、柔らかい土の中からおいしい虫をいくつも食べました。




ねずみは夜の森の木の根に座り、赤くて匂いのいい実を食べました。

銀色の月が冴え冴えと輝いています。

at 20:41, nomi, 創作的カキコミ

comments(2), trackbacks(0), -

comment
HARLEY, 2014/09/11 11:11 PM

キレイでいつもより輝いて見えた満月でしたね♪

ねずみ!
誤解を解いて仲良くなりたいんですね。哀愁ある感じにキュンとしましたよ。

nomi, 2014/09/12 3:52 AM

たまには月光浴もよいですね。










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